「インスタント・ガールフレンド」を見て、くらったので吐き出します

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あーしんどっ・・・
見た後にも、家についてからでも

こんな感情を持ち続けたまま帰ったことって今までなかった

ライブやイベントが終わったら、ああっほんとうに楽しかった
そんな気持ちをかみ締めて帰り道から家の玄関をくぐる頃には
明日からまた仕事だなって現実が勝手に戻ってくる

ディズニーランドだって帰り道でゲートくぐれば夢の国はおしまい
夢と現実の境目があるからこそ夢はずっと楽しいものなんだって憧れ続けることができる

幸せが永遠に続くのは物語の中だけじゃない
仮に永遠に続いたとしてさ

人間て慣れていく

昨日感じた10の幸せが、また同じことをしてみたら今度は7に減っていて
それでも少しでも幸せを感じられるからって5になって3になって
いつしか1

いくらかけても変化しない1になる

好きな記憶が好きなタイミングで消せたら便利なのにって思う
たまたま入ったラーメン屋で
今の自分にとって、こんなラーメンあったら理想なのになって思って
何気なく入ったお店で、そんな理想を叶えてくれたり
理想を超えるおいしいラーメンがでてきた時の感動ってすごかった

普段ならやらないのに食べにいく度にスープ全部飲んじゃって
3日連続で食べにいっちゃったりして

通いつめてるうちにお店の人に顔覚えてもらえてて

たまにチャーシューが通常より増えてて
おまけしてもらえるくらい覚えてくれてるんだってうれしくなって

でも久々にそのラーメン屋いって食べてみたら
うん・・・おいしいね・・・
くらいしか感じなくなってた

あんなに好きだったのに
もうこれ以上好きになるラーメンなんてないでしょって当時は信じて疑わなかったのに

お店の人もわたしのこと、覚えてない感じだった

そしたら一気に冷めちゃって、むなしくなっちゃって
その気持ちの変化に気づいてしまって、たぶんわたしはもうあのラーメン屋さんには行けない
2度といけない

1で済むならいいけどさ
もうそうなったらマイナスじゃん
確かに食べれて幸せだってあの時は感じていたのに、マイナスに直面したらわたしが耐えられない

もうそんなの見ていたくない

だから記憶を消しちゃって、いつでもあの最初の感動を体験したいなって
叶わない願いをいってみる

ラーメンの話はここまででいいや

今日はどんさんのひとり芝居
「インスタント・ガールフレンド」を見に行ってきた

ここに至る断片と、今日の本番までを
間接的にも、直接的にも見ていた

わたしにとってはじめて見るひとり芝居
それが「インスタント・ガールフレンド」

主演のどんさん
ひとり芝居をしたいって思いたって
きっかけになった演出家さんにアタックして
タイミングがあわなくて、それでもアタックし続けて
ひとりで会場おさえて、日程決めて、チケット完売させて
稽古して、リハして、チェキとって、1枚ずつにコメント書いてetc

お芝居の序盤はそんなどんさんが演じてるシーンと重なって
毎日いろいろやってるじゃん

ほめられたいじゃんていうセリフに
どんさんはすごいよ、こんなにいろいろひとりでやってすごい

わたしは20代の頃、無難に生きて無難に死ぬことしか考えてなかった
断片しか見てないけど、一部しか知らないけど

その姿が愛しいと思った

こんなにかわいい人ががんばって、むき出して、さらけ出して
成し遂げている

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ああ、神様
こんなにかわいい人がこんなにもしているんですから
わたし、この人にたくさん幸せがきてもいいと思うんです

命は尊いらしいですが、それだけじゃ生きていけないのは何故なんですか?

わたしなら貝のように口を閉じて隠してしまいたい
誰にも見せずに墓までもっていきたいけど確実に存在している感情・姿を
お芝居として世にだしてるんです

こんな姿をわざわざ見せてくれているんです

幸せにならないとかあったら、設定ミスじゃありません?
そんなんほんとクソゲーじゃありません?
どうにかなりません?
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そんな姿を見ていたら

じぶんの内面を見せることを極端に嫌っているわたし
弱みなんか見せたくない
見せるなら、清く、気高く、美しくにふるまってるわたしだけ見せたい

人前じゃかっこつけたいだけのわたし

そんなわたしがどんさんのひとり芝居を見て感じたこと
今も胸がいたいなと思いながら、そのままブログに書こうと思った

これは決してセンチメンタルな気持ちになったわけじゃなくて
誇り高い精神を尊敬し、称えたい、そうしたいと思ったから
わたしはこうしてブログを書いてみる

ジョジョ2部のシーザー、ワムウ戦みたいなもんよ
ジョジョ読んでる人ならこの例えがまんまだなとわかるでしょ

で話をお芝居に戻す
お芝居はあくまでフィクション
だから
夢から覚めたらさ、そこで終わりのはずなんだけど
終わると思っていたんだけどね

年をとるとさ、涙もろくなんだよね

昔はそんなこと1ミリもわかんなくてさ
涙なんて流す意味がわからない
親がなんか感動モノみて泣いてるのをみると

くだらん、感傷なぞ役にたたん
と本気で思ってそんな姿をみてたんだけど

今ならわかる、涙は過去に積み上げたものが多いほど反応するから
まだわたしが涙を流すような経験がなかったから、なんもでなかったんだろうなって

いまだからできてることもある
色々経験したことが糧になって形になったこともある

好きな格好してメイクして外にいって
なぜかその姿を受け入れてもらえる確率が高くて
どうにかなるもんね、とかさ

でもそこに至るまでには逆もあってさ

もしあのとき

じぶんに力があれば、力不足を不甲斐なく思ったり
あのときああしていれば何か変えることができてたのかなって後悔したことがあったり

そんな過去が積もり積もって
ふとしたときにフラッシュバックするスイッチが増えていく

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涙はスイッチにぶつかって流れていくんだなってわかるようになってきた

そんで物語とかの主人公が学生くらいの年齢なの
なんでかわかるようになった

勢いでどうにかしようとできて
大きな失敗とか知らないが故にしがらみも少なくて
あとのことも考えず突き進める

それがちょうどあれくらい

いまだともうその動き方がわたしにはできない
できなくはないだろうけどしんどい

徹夜して朝日を浴びたら砂になるし
食べ物がたくさんいらなくて、お菓子やお肉ももうそんなにいらないし
全力タックルしたら反動ダメージがとにかくでかいし

はなしは脱線してるようでわたしの中ではひとつなぎ

お芝居の話に戻って
序盤で愛おしさを感じ、まだ夢ははじまったばかり

中盤に差し掛かって
そんな積もった過去を思い出しはじめる

じぶんにもこんなことあったなって
そんなの見てたら夢の中にどんどん浸かっていって

だんだんじぶんの外堀が埋まっていく
心のお城の周りを囲まれていく

モロにじぶんの感傷をあびてしまうので心の隔壁を使って
夢と現実の境界線を保つ

どんどんお芝居進んでいって
あっという間の65分

いよいよ終盤
さあ、これはあくまで夢の中
夢は夢のままで終わるんだ

あとは夢から覚めるだけ

・・・・・・・・・・・・・・
油断してた
・・・・・・・・・・・・・・

終盤にくらった

スポーツなら
勝ちを確信して、まだ終わってないのに気を抜いてしまったときのように

そのほんの心の隙間をつくように

ボクサー漫画でよくある
その一瞬でアゴにパンチがかすめる

ほんの数ミリかすっただけだったのに

銃撃戦なら
1対1の勝負
相手の最後の弾が外れる

もう相手には弾がない、勝った

でも確かに外れたと思った最後の弾が
跳弾ないし、なにかに当たった弾が奇跡を起こすように

ほんの少しの心の隙間ぬって
入り込んだ

くらってしまった

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これまでわたしが生きてきて心底思ったことがある
他人はコントロールできない

思い通りになんてならない

そしてわたしは勝手に期待し、勝手に傷つく

だから
わたしは死ぬまで一緒のじぶんを大事にしようと決めることにした
これほどまでにじぶんが生きることを第一に考えて
信じることに付き合ってくれて
願って動けば叶えてくれるのなんてじぶんだけ

どんなにわたしのコト、だいじだよっていってくれる身近な存在でも

たとえば親であっても不滅じゃない
腹を痛めて生んで、育ててくれて

こどものためとかいってがんばって
いつまで経ってもわたしのこと、こどもとして見てて

わたしもうだいぶいい年なんですけど

もういいじゃん、こどものためとか
じぶんでどうにかすっからさ
じぶんの幸せ考えてよ

幸せに生きてる姿見せてくれりゃいいのよ
そしたらわたしはその姿を真似て生きるからさ

そしたらこどものためとか、呪いみたいなコトバじゃなくなるじゃん
親が笑ってりゃ、こどもも笑っとけるじゃん

小さい頃はそうだったでしょ
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終盤の最後の最後で

立場を入れ替えて見せるって

【現実と重なっちゃうじゃない】

どうしてそこまで描かれているの

なんでそんなシーンがあるの

じぶんが一番大切って決めてても
誰かの特別になりたいってどーしても焦がれてしまう
気持ちが残ってしまうコトを知ってる

さみしくなることがある

でも奥深くに秘めてるからじぶんだけの砦でここだけは安全だって思ってたのに
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ホラー映画とかさ心霊番組とか
こどもの頃みて、すっごい怖くなって
暗い廊下やお風呂場とかさ
もしかしたらいるんじゃないかって怖くなるじゃない

でも布団をかぶって寝れば一応そこは安全地帯じゃない
それを見越して例外で容赦なく襲ってくるっていうパターンもあるけど

魔法少女が変身してる間は無敵じゃない
そこでボコスカ攻撃はないじゃない

ここはほぼ安全だって思うところがあるじゃない
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隔壁を閉め切って、これで終わりのはずだったのに
この砦だけはいくら外が爆破されても無傷のはずだったのに

「内側から爆破されたら防ぎようがないじゃない」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アクション映画で悪役が主人公をまいてさ
もうこれで安全だってすかしてたら

しっかりトドメをさされたような気分になった

そりゃ
オー・・・・シット・・・・
とか
オーマイゴット!!

っていいたくもなるわ
こりゃどうしようもないなちくしょーめって気分なんだろうな

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日はお芝居見た後、ひとりでよかった
いまのわたしは、調子よく人にあわせて笑顔なんか作れない
取り繕ってしまおうって気分にすらならない

お芝居を見てこんな感情になるなんて思ってなかった

古傷がうずくみたいに胸がいたい

「いたいね・・・まだいたいね・・」

「知ってる、いわないで。わかってるから」

そんな姿でやっぱりわたしは人前にいたくないから
おうちでひとりでよかった

でもこんなお芝居があるって生きててはじめて知ったから

どんさんと表情さんが作り上げたお芝居
この感情は、胸が痛むくらいのはじめての衝動は
わたしだけのもの

こんな気まぐれが起きてしまうくらい
かきならされるものってあるんだね

ほんとはじめてくらったわ

書いててだいぶすっきりしたけど、気まぐれが起きなかったら
わたしはこんな文章ぜったい書いて表に出さない

「インスタント・ガールフレンド」
わたしがはじめてみた、ひとり芝居

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